録音その後

だいち


前回の記事では練習法を紹介しました。
こんな公の場にマジシャンの工夫を公開するのはどうかと悩みましたが、少しずつ確かなものを見つけてきたので共有できたらと第二弾です。

前回は動画撮影、その後の工夫でした。まだご覧になっていない方、まずは

マジックの練習法

こちらからどうぞ。

そして今回は録音。
お客さん、友人と誰でも良いので演技するときに録音するとバッチグーです(古い)

これで出来ることは

・実際の演技時間がわかる
・どこで間が出来るか把握できる
・自分の台詞は適切か再確認できる

これが大きい、とても大きい。

まず演技時間の把握。
これは練習段階では3分の演技も観客とのコミュニケーションを交えると3分40秒くらいに間延びするものです。
ネタが3つなら合計120秒も長くなっています。
自分の演技時間。この手品なら大体3分、だいたい4分などとある程度把握していることはショーを行う上でとても大事になってきます。
コンテストでもそう。一般の方にはあまりイメージはないかと思いますが、通常6分以上10分以内などと厳しいルールの元行われています。
もちろん少しでもこえれば失格です。
決められた時間を守るというのはマジシャンでなくても大事なことです、一度お試しください。
注意点はマナーとして「今後の反省材料にしたいので録音してもよろしいですか?」と確認はしておきましょう。


次にどこで間が出来るかの確認です。
ここで言う「間」は主に
観客の反応(拍手や歓声)を頂いている時間
ネタが終わり、その道具をしまい次の道具をだす時間
観客にサインなど作業をしてもらっている時間
です。

マジックを披露し歓声、拍手を頂くことはマジシャンの最大の喜びです。
ですがそこを計算できていないと用意した台詞や、次のトリックがぼやけてしまう可能性があります。
拍手にかぶったマジシャンの台詞は残念ながら観客には届いていません。
どっしりと拍手が鳴り止むのをまてる余裕ができているか、どのネタがうけたか、逆にウケなかったか。
家に帰って聞き直すと案外自分の感覚とズレがあるかもしれません。

そしてネタとネタの間。
この時間の無音さには正直驚きました。
どれだけ自分のことに必死になって観客をおきざりにしていたか。
次のマジックの紹介でも、僕ってイケメンじゃないですか?(何故かいつも笑われる)などの小話でもなんでもいいので不要な「無音」は作らないことです。
人間って急な無音は緊張しちゃうんですよね、映画をみてても急に無音になると「お腹なったらどうしよう」とか緊張しません?
それってストレスですよ。
あえての無音、あえての緊張を与える演出は除きますがここは大きな注意点です。

最後に観客になにか作業を頼む間です。
マジシャン「お客様に紙を渡すのでなにか数字を書いてください」
観客「ええと・・・」

・・・

・・・

・・・

観客「はい、書きました!」


この間ですよ!!
もし他にお客様がいたら全員「暇」ですよ。なんじゃあマジシャンも暇で、それって最悪です。
ここの間で気のきいた一言を言えるかどうかで観客から見たショーの満足度、大きく変わるはずです。

このように「不要な間」ってのは案外いくつも転がっているものです。一つ一つは小石ですがいくつも転がっていたら歩きにくですよね。
録音してそれを聞き、小石を拾っていく。それだけでチョベリグ(やっぱり古い)な演技になるはずです。


これを通すと、その作業自体で「自分の台詞が適切か」が判断できます。
聞き取りにくいフレーズや噛んじゃう台詞の復習も忘れずに要チェックや!

長くなりましたが録音のススメ。是非お試しください。





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マジックの練習法

マジック

記事が遅くなりましたが、先月末、「ゆったりとクロースアップ・ライト」に出演してきました。

ゲストショーで2手順、レクチャーでは技法・マジック2種+とあるマジックのヴァージョンを解説。
嬉しいことにレクチャーが好評で大満足。

本当はお話したいこともあったのですが時間的に割愛、そこは反省です。
マジックの練習法のすすめだったのですが、ここで公開しようと思います。

まず練習というと、1人で、鏡の前で、動画を撮影と方法は様々です。

私は動画を撮るのですが、そこでのコツというか私なりの動画活用法を語ります。

動画を撮るとき、手元がうつるように撮影している方いらっしゃると思いますが必要ありません。
タネが見えてるかの確認は別問題です。

あなたはマジシャンで、お客様はマジシャンを見ています。
トランプを見るのにお金を払っているのではないのです。

なので自分全体が映る範囲で撮影をします。
そしてカメラにマジックをするのではなく、カメラの向こうにお客様がいることを想定して演じます。
お客様の見ている位置は一定ではないので「そこに人が座っている」ことをイメージすることが大事です。

そしていよいよ動画をみて反省するわけですが3段階で見ていきます。

まず1つ。
映像、音ありで見る。普通に再生するということです。

2つ。
音のみを聞く。
映像は伏せてイヤホンで音声のみをききます。
すると自分がいかに余計なことを話しているか気づきます。
「えーと」「あのー」や「トランプのなかから2枚のジョーカーを抜き出します」など。
前者は場をつなごうという準備不足の露呈、またはなにか動作をするときのごまかしです、見ている人にとってはノイズでしかありません。
後者は説明のしすぎ。ラーメンを出されて「スープに麺が入っていてチャーシューは2枚です」と店主に説明されたらどうおもいます?「見ればわかるよ!」ですよね。
見て分かる情報をわざわざ説明するのはお客様に余計な詮索をさせてしまうだけです。
音声のみを聞くことで必要な情報のみ与えることを意識できます。
ここで台詞を練り直します。

3つ。
映像のみを見る。
台詞と一緒だと余計な動きもなんとなく見逃してしまいがちです。
ですが映像のみだと余計な手のジェスチャーやトランプを置いたり持ち上げたりと余計な動作が目につくはずです。
さらにここで「見て理解できるもの」は台詞で説明する必要はなく「見てわかりにくいもの」を説明すればいいという事に気付けます。
そして映像の演技を再生しつつ、2で練り直した台詞をアテレコします。演技をしながらだと難しい間のつなぎも、映像を再生しつつなら簡単です。これだけでも演技がグッとスマートになります。

そして最後に1に戻り音、映像を見直します。すると、もうすでに余計な言葉や動作が気になって仕方がないはずです。

あとはこれをふまえて動画を取り直し、1,2,3を繰り返すだけです。

繰り返して台詞、動作をスマートに仕上げる。
これで演技は絶対によくなります。


私もコンテストやショーの前は動画をたくさんとり、上記工程を繰り返します。
6月にコンテストで優勝した演技は50回は撮影を繰り返し、200回は最低でも再生してきました。

もちろん時間の都合上「そんなにできない!」方がほとんどだと思います。
しかし1回でも出来るのならその1回でも激的に変わることを確信しています。是非お試しください。

そしてできれば人に見せるときなど、「録音」しておくと良いかもしれません。
これについてもまた記事を書きます。

今日は練習法についてでした。





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Author:1989daichi1226
山梨県で活動するマジシャン
藤田大知のブログ。持病である「マルファン症候群」と向き合い活動中。

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